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「希望の鶴」報道で気づかされた大切なこと

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 東日本大震災が発生してから間もなく4年。テレビやラジオでは東日本大震災関連の報道を見たり聴いたりする機会が増えてきているが、自身のブログアクセス数を見て忘れかけていたことを思い出した。

■「希望の鶴」の記事閲覧が増加した日

 23日の月曜日に、ブログアクセスが一時的に増加するという現象が起きた。調べてみると午前7時台に一気にアクセスが増え、しかもそれが特定の記事に対するアクセス増だった。

 アクセスが増加したのは昨年3月に書いた「[P]折り鶴に込められた想いとそれを活用する優しさ 」という記事。宮城県石巻市の仮設住宅で暮らす女性達が、折り紙で”祝い鶴”と呼ばれる折り鶴をつくり、「希望の鶴」として販売しているという内容の記事だ。

 どうしてこの記事のアクセスが急にアップしたのかと不思議に思っていたが、当日の朝に放映されたNHKのニュースで特集で「希望の鶴」が取り上げらたことが原因だったようだ。

 

 「祝い鶴」は尾の部分がクジャクの羽のように広がっている折り鶴。福田康夫元首相の奥様、貴代子さんが匿名でお見舞いとして被災地の仮設住宅へ送り、それが縁となってご本人をお招きした折り方教室も開催された。

 さらに、折り鶴教室の主催者が「女性達の心を癒し自立してくれるかもしれない」と考え、「希望の鶴」と名付けて結婚式場やホテルに売り込むことで被災者支援の一助として機能し始めたという内容だ。

 現在でもこの活動は続けられており、収益金を集められるだけではなく被災者相互の交流も生まれるという取り組みとなっている。自分でこの記事を書いておきながら記憶の奥深くに埋没させていたことを反省するとともに、一時的な支援ではなく地道に継続的な支援を行うことの大切さを改めて感じさせられた。


 ニュースで放映されたことによって、現在では購入を依頼してから手元に届くまで一ヶ月待ちになるほどの反響があったようだ。購入することによって行える支援もあるが、大切なのは継続して支援を行うということだと感じた。 

■心のこもった「祝い鶴」

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 昨年書かせていただいた記事にも掲載したが、私も以前「祝い鶴」をプレゼントされたことがある。きちんとした言葉を話すことが難しい自閉症の女の子から贈られた祝い鶴は、そのひとつひとつに感謝の気持ちが込められていて心を打たれた。

 感謝の気持ちを伝えるのに必要なのは、言葉だけではないんだなということに気づかされた出来事だったが、そういったことも「希望の鶴」にまつわる話によって思い出された。