最近テレビやラジオでしきりと「ふるさと納税」のことが話題になっている。確定申告時期になってきたということもあるだろうし、世の中が節税に対して関心が高いということもあるのだろう。各自治体で様々な取り組みを行っているようだが、ふるさと納税はやはりお得なようだし面白いサービスを行っている自治体も多いようだ。
■「ふるさと納税」ってなんだろう
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「ふるさと納税」制度は2008年4月30日に公布された「地方税法等の一部を改正する法律」によって、住民税の寄附金税制が大幅に拡充されるという形で導入された。簡単に言うと「自分で地方自治体を指定して寄付をする」という制度で、寄付した額のうち一定額が税額控除される。
名称としては「ふるさと納税」と名づけられているが、寄付する地自体は自分の故郷に限定されている訳ではなく自由に選ぶことができ、寄付した金額の使用用途についてもある程度指定できるようになっている。例えば「○市の震災復興に役立てて欲しい」ということも可能となる。
ふるさと納税を行うと“他の自治体に納めたふるさと納税額の一部を、本来納めるべき税から引いてもらう”という手続きがとられるので、「納税」という言葉で表されてはいるものの、税的な手続きから言うと「寄付金による税金の控除」ということになるようだ。
■面白い特典いろいろ
宮崎県の綾町では、ふるさと納税金額によっては綾町までの旅行券が送られてくるらしい。ただ単に特産品が送られて来るのではなく、納めた先を訪れてふるさと気分を味わってもらおうという趣旨が面白い。
山梨県甲斐市では5,000円未満のふるさと納税を納めることで、「甲州弁ラジオ体操第１」というCDが特典として送付されてくる。地元の方言で語られるラジオ体操第１は、地元色豊かで面白い。なかなかのアイデアだなと思う。
■ふるさと納税ポータルサイトで特産品を見てみる
ふるさと納税のポータルサイトもいくつか登場していて、どの自治体がどのような特典を用意しているかが一目で分かるようになっている。こういったサイトで特典を見比べてみるというのも楽しい。
自分の故郷に納めるのか日頃からなじみのある地自体に納めるのか、あるいは特典だけを選んで納めるのか。いろいろな考え方があると思うが、地方の活性化には一助となるのがふるさと納税だと思う。
いろいろ見てみると還元率が高いのは「お米」のような気がするが、皆さんはいかがだろうか。
