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歯の治療をはじめたらコミュニケーション力の大切さを知った

 私は病院が大の苦手だ。特に歯医者さんは苦手中の苦手で、歯の治療をするぐらいなら痛みを我慢した方が良いとさえ思うぐらいだ。おかげで最近は、特に奥歯が傷んできている。現在は虫歯があったり歯が痛んだりするわけではないが、今年は思うところがあって年の初めから歯科に通い始めた。

■歯医者が苦手になった訳

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 もともと歯が弱いのかもしれないし、きちんと歯磨きをしていかったのかもしれないが、子どもの頃から虫歯が多くて歯医者では痛い思いをしていた。三つ子の魂百までという諺のとおり、徐々に歯医者が苦手になっていった。

 そして、極めつけだったのは高校生の頃にうけた前歯の治療だった。麻酔が効いていなかったのだろうか、神経を抜くのに気絶するぐらいの痛みを受けた。いや決して大げさではなく、本当に意識が飛ぶくらい痛かった。それ以来、「歯医者に行くぐらいなら痛みを我慢する」という無茶苦茶な信念を貫いてきた。

 かれこれ二十年ぐらい前に、どうしても痛みがひどくて歯医者に行ったことがあるが、歯茎が腫れていて満足な治療ができず、そのうち痛みも引いたので歯医者に行くのを止めてしまったということもある。

 そんなこんなで放置されてきた奥歯は経年劣化で徐々に傷んできたが、それでも「いつかは治療しよう」と思いつつなかなか行くことができなかった。

■そろそろ自分の身体をいたわってあげる年齢だ


シンプルに前向きに生きるために「2015年にやるべきこと100のリスト」を作ってみた - おやこでポレポレ

 年の初めに「2015年にやるべきこと100のリスト」を作ってみたが、その中にも「今年は歯をしっかりと治療する」という項目も入れた。それほど私にとっては歯を治療するということは、思い切らないとできないことでもある。

 現在は痛みがあるわけではないが、それでもしっかり治療をしてみようかなと思ったのは、ある意味では単にそういうタイミングだったからかもしれない。傷み始めた奥歯のことが数年前から気になっていたが、「やるべきこと100のリスト」にそのことをリストアップしたことで、やっぱりやるべきことはやらなくちゃいけないなと思い返した。

 以前から「自分でやると宣言したことは意地になってやり通す」という性格だっただけに、これこそまさに「やるべきこと100のリスト」の効果なのかもしれない。

■コミュニケーションの大切さを知る

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 それでもやはり苦手なのは歯医者。かれこれ20年近く行ったことがないだけに、どうしても躊躇してしまう。とはいえ、自分で決めたら実行しないと気持ちが悪い性格なので、「えいや」とばかりに行ったのが家族が通っている歯医者だった。

 私以外の家族は歯を大切にしていて、こまめに歯医者に通っているため虫歯に縁がない。話を聞くととても親切丁寧な歯科医だとのことで、思い切って年の初めから通いだした。通いだして驚いたのが、歯医者の先生がとても丁寧なこと。最初に治療方法を提案してもらい、そのひとつひとつに了解を取って先に進めていく。

 治療方法には何通りかあるが、その中でも本人が「これが良い」と思う方法を選択してくれるという徹底ぶり。最近の歯医者さんはみんなそういうコミュニケーション方法を習得しているのだろうか。いやそんなことはないだろう。良いお医者さんに出会えたと思う。

 「医は仁術」という言葉があるが、これは「医は人命を救う博愛の道である」という意味らしい。ここでは人命という言葉で解説されているが、命だけではなく心(精神)をも救ってくれるのが医療であり医者の役目なんだなと感じた。

 歯医者通いでここまで深く考えるのもおおげさかもしれないが、子どもの頃からの苦手意識を40年振りに払拭してくれた歯科医には感謝しているし、やはり何事も丁寧なコミュニケーションが大切なんだなと感じた。