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おやこでポレポレ《文房具好きブログ》

大好きな文房具や書籍、日常のことなどを更新中です!

東京・高円寺の隠れ家カフェ「leaven(レヴン)」で100年後の未来を語ってきた

おでかけ情報 ビジネス つぶやき

 ”モチベーションをあげる”という言葉を聞くと、「仕事」とか「勉強」という枕ことばを思いつくことが多いが、毎日生活する(生きる)うえでもモチベーションは大切だと思う。何のために生きるのか。東京高円寺の隠れ家カフェで行われたイベントは、そういうことまで考えさせられる内容だった。

■高円寺の隠れ家カフェ「leaven(レブン)」

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http://blog.ap.teacup.com/leaven/からの参照

 東京都杉並区にある高円寺。JR中央線高円寺駅の周辺は閑静な住宅街になっており、北口には昔ながらの商店街も賑やかに軒を連ねている。古着屋や雑貨店、安い飲食店や古書店などもあり、休日になると若者だけではなく大勢の人で賑わう街でもある。

 そんな古いと新しいが交わった高円寺の駅近くに、古い建物をそのまま使った隠れ家カフェ「leaven(レヴン)」がある。 入り口も商店街から伸びる路地にあるので、まさに「隠れ家」と呼ぶのにふさわしいカフェだ。

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 入り口の階段を上がるとこんな懐かしい雰囲気の入り口が出迎えてくれる。中に入ると右側にキッチンカウンターがあり、奥には居心地の良さそうなテーブルと椅子とソファーが置いてある。天井は柱や鴨居が剥き出しになっていて、長い年月を見続けていた古い家の雰囲気がそのまま活かされている。

  お客さんは自分で注文してカウンターで受け取り、自分の席まで自由に持って行って食べたり飲んだりする。お店の雰囲気そのままの、自由で落ち着いた空気が流れているようなカフェだ。

 仲間と家族とゆったりとした時間を過ごすのにも良いこのカフェ。アルコールも置いてあるが、自家製のパンは絶品なのでぜひ食べていただきたい。

◇隠れ家カフェ「leaven(レブン)」

住  所:杉並区高円寺北 2-22-11 2階 右側
営業時間:12時~22時
定休日:毎週火曜日・第二、第三月曜日
http://blog.ap.teacup.com/leaven/

 ■「100年後の未来を語る」というイベント

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 先日、この隠れ家カフェで行われたのが「100年後の未来を考える会」というイベント。イベントというよりも、どちらかというと「仲間が集まっていろんな話をしよう」という穏やかでゆるやかな集まりだった。

 冒頭に、庭師であり庭園美術家でもある長崎剛志さんが、今までご自身が作って来られた庭園の数々をスライドで見せてくださった。さらに、庭園の作り方に関するお話や国による考え方の違い、100年後だけではなく1000年後も残る庭についてのお話をうかがったが非常に興味深いお話ばかりだった。

 特に「岩」というものに対する長崎さんのお話がとても興味深くて、岩の結晶を顕微鏡で覗いた時の画像を元にした庭園デザインは驚きだったし、地面から見えている岩の部分だけではなく地中の部分にも想いを巡らすというお話など食い入るように聞き入ってしまった。

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 1時間ほど長崎さんのお話を聞いたあとに、参加者(20名ほど)がそれぞれの感想や長崎さんへの質問などをゆったりとした雰囲気の中で語り合うという時間がとられた。

 この日参加されていたのは、庭師、建築家、デザイナー、プランナーなど様々な職業の皆さん。普段お話を聞く機会の無い長崎さんのお話を聞けただけでも新鮮だったが、その後の参加者の皆さんのお話もさらに新鮮だった。クリエイティブなお仕事をされている皆さんだけに、発想が豊かで近視眼的ではないところがすごい。

 日頃、数字や企画を作ったり追いかけたりしている会社員としては、脳内が活性化されるお話ばかりで「参加して良かった」と思える集まりだった。

■100年後、1000年後を考えることの意味

 100年後、1000年後のことを考え、語ることで、会場を出た時に「明日からまた頑張ろう」という気持ちになった。なぜか。それは天体望遠鏡で宇宙に浮かぶ星を見るのと同じ感覚で、普段いかに自分中心の小さな世界のことで悩んだり考え込んだりしているかを知ったからだ。

 こう書くと「なんだそんなことか」と思うかもしれないが、「意識的に遠い未来のことを考える」というのはできそうでできないことだと思う。また、色々な年代の、いろいろな価値観の、いろいろな職業の方の生の声を聞くというのは自然と心を開かせてくれる。

 心を開いて遠い将来のことを語り合う。一見、取り留めのない話に拡散しそうなシチュエーションだが、そこに「庭師の岩に対する想い」というものが据え置かれることで、話がぶれずに不変のものが真ん中にあるディスカッションになったんだと思う。

 時にはこういった場に身を浸してみるというのも、精神を解放させる良い機会なんだなと感じたひとときだった。