気分はポレポレ よろず情報ブログ

大好きな文房具や書籍、日常のことなどを随時更新中です!

思わず笑顔になる雑貨が集合!「HUMORA(ユーモラ)」開催中〔東京都千代田区〕

 福祉商品というと一昔前は「安いけどそれなり」というものが多かった。しかし、最近ではとてもオシャレでデザイン的にも素敵なものが増えてきている。そんな素敵な商品を取り揃えた展示販売会が、東京千代田区にあるアートギャラリーで開催されている。

■中学校跡の建物で開催されているイベント

f:id:polepole103:20141224212849j:plain

 東京千代田区の3331Arts Chiyodaで開催中なのが、全国から集めた福祉施設の商品を販売するプロモーションショップ「HUMORA(ユーモラ)」エイブルアート・カンパニーのオリジナルグッズや各地の福祉施設で作られた雑貨類が並んでいて、とても素敵な空間だ。

f:id:polepole103:20141224173236j:plain

 開催場所の3331ArtsChiyodaは、東京都千代田区外神田にある、中学校の校舎だった建物を利用したアートスペースだ。学校の校庭だった場所は芝生が綺麗な憩いの場所になっているが、建物自体は学校の雰囲気を十分に残している。

3331 Arts Chiyodaは旧練成中学校を利用して誕生したアートセンターです。地下1階、地上3階の館内には、アートギャラリー、オフィス、カフェなどが入居し、展覧会だけでなくワークショップや講演会といった文化的活動の拠点として利用されています。また、誰でも無料で利用できるフリースペースも充実しており、お昼時には近隣にお勤めの方々やベビーカーを押すお母さんたちで賑わい、夕方には宿題をする子供たちの姿も見られます。(

http://www.3331.jp/about/)

f:id:polepole103:20141224174339j:plain

 建物全体がアートスペースとなっているこの場所は、建物の前が気持ちの良い芝生広場になっていて、敷地の中に足を踏み入れただけで心が和んで来るスペースだ。

 その建物の2階の一室で開催中なのが「HUMORA(ユーモラ)」。これが福祉作業所等の商品なのかと驚いてしまうぐらい、思わず笑顔になってしまう雑貨ばかり並んでいる。

■ディスプレイも素晴らしい

f:id:polepole103:20141224174542j:plain

 並んでいる商品も素晴らしいが、ディスプレイもとても素敵で一般の店舗以上にオシャレだし商品が映えてるような展示がなされている。さすがに福祉施設の商品を扱い慣れているスタッフさんのディスプレイだなと、会場の中を歩きながら感心しきりだった。

f:id:polepole103:20141224174323j:plain

f:id:polepole103:20141224174427j:plain

f:id:polepole103:20141224174554j:plain

f:id:polepole103:20141224174706j:plain

f:id:polepole103:20141224174516j:plain

f:id:polepole103:20141224174732j:plain

f:id:polepole103:20141224174849j:plain

f:id:polepole103:20141224174346j:plain

 一歩足を踏み入れたら隅々まで見てしまう「HUMORA(ユーモラ)」。28日までの開催なので、ご興味がある方はぜひ足を運んで欲しい。

「HUMORA(ユーモラ)」

日程: 2014年12月04日(木)~2014年12月28日(日)
時間: 11:00-19:00
休み: 月曜日~水曜日(木・金・土・日のみオープン)
会場: 208:A/A gallery

 ■アートと融合し始めた福祉商品

f:id:polepole103:20141224174455j:plain

 今回ご紹介したイベントを運営しているエイブルアートカンパニーは、障がいのある方がアートを仕事にできる環境をつくることを目的としている。運営自体は3つのNPOが経堂で行っており、いずれも障がいとアートを軸に活動してきている団体だ。

 一口に障がい当事者と言っても種別や程度はさまざまで、企業等で一般就労ができる方もいれば在宅を余儀なくされている方もいる。その中で、知的障がいの方などが描いた絵画やイラスト、書などを商品デザインに使用することで、障がい当事者の仕事を創出し収入につなげるという活動を行うことは非常に意義のあることだと思う。

 特に、仕事を創出することで障がい当事者の社会参加を促すことは、本人だけではなく関係者にとっても意義のあることで、アートを基軸として社会とつながることは生きがいにもつながるのではないかと思う。

 アートの力というのは商品に魂を入れて商品力を高めるだけではなく、作り手や買い手、その周辺の方々に元気と勇気を与えてくれる。今回訪れた「HUMORA」は、そんなことを教えてくれる素敵なイベントだった。