ふと気がつくと道路に可愛いドングリがコロンと転がっていて、もうこんな季節になったんだなと季節の移り変わりを感じる。今まさにどんぐり拾いにうってつけの季節。
一口に「どんぐり」と言っても、大きい物や小さい物や丸い物や細長い物など種類はさまざま。ただ単に拾って歩くのも楽しいが、どんぐりの種類を当てながら拾って行くのも楽しいと思う。
■おやこで楽しむ絵本図鑑
最初にご紹介させていただくのは「どんぐりノート」という絵本図鑑。この絵本はいろいろなどんぐりを写真やイラストで紹介してあり、内容も実に詳しくて非常に参考になる絵本だ。「絵本」というイメージというよりは図鑑そのものだと思う。
どんぐりの木の種類や形の特徴、それぞれの木の葉っぱの形や大きさ・茎の長さや樹皮の模様など、これ一冊があればどんぐりを拾う時に木の種類まで分かるようになっている。
またどんぐりの歴史や育て方やいろいろな工作、食べ方まで丁寧に載っていて、パステル調の絵が可愛い素朴でとても楽しい絵本だ。どんぐりを拾いに行く前に子どもさんと一緒に読んでおくと、どんぐり拾いがさらに楽しみになる一冊ではないだろうか。
1995年10月発行と今からもう20年前に出された絵本図鑑だが、丁寧な造りは一見の価値ありだと思う。
■手軽に持ち歩くどんぐり絵本
もう一冊は、どんぐり拾いをする時に気軽に持ち歩ける「どんぐりハンドブック」という本。縦長の形状をしているこの本は、大人なら片手で持てるサイズだ。どんぐり拾いの場所やどんぐりのタイプが書いてあったり、どんぐり虫のことなども書いてあり、大人が読んでも子どもが読んでも分かりやすい内容となっている。
そして本の大半を占めるのがどんぐりを使った工作の例。工作前のどんぐりの処理方法や工具の使い方、どんぐりを使ったおもちゃや動物の作り方などがたくさん載っている。
外に持ち出して拾った場所で工作を楽しむならこの一冊が便利だ。
■どんぐりを拾いに外へ出よう
三連休の初日はあいにくの雨模様だったが、今日と明日はなんとか良い天気になりそうな気配だ。天気が良い日にのんびりとどんぐり拾い。そんなピクニックも楽しいだろうなと思う。
どんぐり拾いというと遠くに出かけてウォーキングをしながらというイメージもあるが、近くの公園や緑地などでも十分どんぐり拾いを楽しむことができる。拾ってきたどんぐりはバケツなどに張った水にすぐに浸して、虫が中に居ないかどうかを確かめることも大切。
そう言ったことも含めて、今回ご紹介した本を活用して欲しいなと思う。