私が子どもの頃の昭和40年代にはボウリングが一大ブームになり、中山律子さんなどのプロボウラーがテレビで活躍していた。ボウリング人口は徐々に減っているようだが、やってみると案外盛り上がるのがボウリング。
季節はこれからスポーツの秋。久しぶりに高校生になるむすこと一緒にボウリングを楽しんできた。
■意外と盛り上がるボウリング
昭和30年代生まれの私から見ると、ボウリングは職場の懇親レクとして極めてポピュラーなスポーツだった。若い頃には休日になると時々仲間と一緒にボウリングに行ったり、会社の部門対抗ボウリング大会なんかもあってそれなりに盛り上がっていた。
最近でいえば、手話を習っている関係から手話サークル主催のボウリング大会に参加して、仮装大会も含めて盛り上がったりした。
むすこと二人でボウリングをするというのは初めてのことだったが、ボウリング初心者のむすこに簡単に投げ方を教えながら、あーでもないこーでもないと話をしながらゲームをするのは楽しい。屋内で気軽に楽しめるスポーツながら、技術によって点数に大きな差が出るというのも競争心をあおられて楽しい。
この日は4ゲームほど楽しんだが、勝ち負けがあるスポーツの割にはそれほど互いに熱くなることもなく、どちらかというと自分との戦い的な要素があるなと感じた。家族内での対抗ボウリング大会も面白いかもしれない。
■大手ボウリング場が独り勝ちの状況
レジャー白書を取りまとめた記事を見てみると、ボウリング人口は徐々に減少してきている。また、最盛期には全国3600カ所もあったボウリング場が、今では全国トータルで900カ所程度にまで減少しており、年々減少の一途をたどっているようだ。
その中でも、ラウンドワンが売上げベースで30%以上のシェアを占めているというのだから、まさに一人勝ちの様相を呈している。シェアが縮小してくる中での一人勝ちというのは、やはりボウリングもできてカラオケやアーケードゲームもできるという総合アミューズメント化を図ったからだろうか。
残り70%弱のボウリング場では利用者はボウリング愛好家が多いのに比べて、ラウンドワンでは家族連れや若者同士のグループが多いというのもそういったことを裏付けているのかもしれない。
気軽に遊べて運動になってストレス解消もできるボウリング。やってみると案外盛り上がるインドアスポーツなので、たまには家族で、仲間とで楽しむのも良いと思う。皆さんは最近ボウリングを楽しみましたか?