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おやこでポレポレ《文房具好きブログ》

大好きな文房具や書籍、日常のことなどを更新中です!

熱い想いは物事を動かす、車いすに関連した災害用避難用具

  人の想いというのは素晴らしい。自分のためではなく世の中のために何かを行おうと思う人は、多少の困難があってもやりとげてしまうんだなと感じる記事を読んだ。

■自転車が車いすになる「Q-jo(キュウジョ)」

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http://cyclist.sanspo.com/143432

名古屋市で機械設置業を営む永山順二さん(56)が、災害時に傷病者を搬送できるよう車いすにも変形する自転車「Q-jo(キュウジョ)」を開発した。永山さんは「自転車は小回りが利き、燃料も要らない。いつ起きるか分からない災害に備え、なるべく早く製品化したい」と意気込んでいる。 外見は市販の自転車とほぼ同じ。サドル下部とハンドル下部をつなぐ自転車の中心軸を関節のように折り曲げると、前輪と後輪が平行になって車いすの両輪に。樹脂製のかごは取り外して車いすの座席に、サドルはヘッドレストになる。

(http://cyclist.sanspo.com/143432)

 永山さんは東日本大震災発生後に現地の動画を見て、自転車に乗っていて生存者を発見したらどう助ければ良いのかを考えてこの「車いすになる自転車」を開発した。実際の製作は1週間程度だということだが、他の新聞記事を読むと思いついてから完成するまで2年間という月日を費やしたようだ。

 当初は車いすメーカーに相談もしたが、色よい返事をもらえなかったため自力で開発したのだとか。思いつくことはできるが実行に移すというのはなかなかたいへんで、そういう意味でも永山さんの「想い」の強さがうかがえる。

 発想も良くて普段は自転車として利用できるだけに、自転車メーカーの協力を得られれば一般販売も夢ではないのかもしれない。また、災害時ということではなく病院などに配備するなど、普段から自転車と車いすの両方が必要な場所にターゲットを絞ることで、ニーズが高まるかもしれない。

 これからどうやって普及していくかが楽しみな商品だなと思った。

■車いすを引っ張る「Jinriki」も見逃せない

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 新たな発想で素晴らしい道具を開発したのが「株式会社JINRIKI(ジンリキ)」。天竜川に程近い長野県上伊那郡箕輪町にある小さな会社だが、地方自治体も採用するなど防災関連でも注目を集めている会社だ。

 社長の中村正善さんは、元々会社員をされていた方。車椅子は草地や未舗装路、急な坂道では車椅子を押して移動するのが困難だということに気づき、緊急時などに素早く移動するにはどうすれば良いかを考えた。

 中村さんもまた東日本大震災をきっかけに商品開発を行った方で、お年寄りや体の不自由な方が逃げ遅れたことを知り、緊急時もすばやく非難することが出来るこの商品を開発したそうだ。

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 このけん引式車椅子補助装置には「JINRIKI(じんりき)」という名前がつけられ、自治体の避難訓練などで試しに使ってもらうことによって、南海トラフ巨大地震に備えて常備する自治体もあるなどの動きが出てきている。

 私もご縁があって中村社長とお会いする機会があったが、純粋な想いで開発・販売を行っている中村社長は、想いがあるだけにブレもない方だなと感じた。これからも販売が伸びることを心から期待したい。

■ 「けん引式車いす補助装置 JINRIKI」

 会社名等 株式会社JINRIKI(カブシキガイシャ ジンリキ)

 本店所在地 長野県上伊那郡箕輪町中箕輪1536

 会社HP http://www.jinriki.asia/