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打ち水で気温を下げよう!今年も始まる「打ち水大作戦2014」

  私が子どもの頃はまだまだ舗装されていない道路も多くて、 それもあってか夏の夕方になると軒先で打ち水をすることが多かった。私も家の手伝いで水を撒くのだが、いつもずぶぬれになっていたのを思い出す。

 都市が高温になるヒートアイランド現象が言われるようになってから久しいが、 その現象を少しでも緩和しようという取り組みも12年を迎えた。

■打ち水で気温を2℃下げよう

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 日時を決めて残り湯などの二次利用水を使い、 みんなでいっせいに打ち水をするという「打ち水大作戦2014」。今年で12年目を迎える環境を考えた取り組みだ。

 江戸開府400年の2003年に「江戸の知恵を活かそう」と始められた取り組みで、 江戸時代の庶民の知恵「打ち水」がヒートアイランド現象に対してどのような効果を持つのか、 決められた時間にいっせいに打ち水をして効果を検証しようという壮大な社会実験として始まりまった。

 「一斉打ち水で真夏の気温を2度下げよう」という例年の呼びかけとともに、 今年のテーマとして「打ち水で虹をつくろう」ということも掲げられている。

 全国で延べ5800万人の方々が参加してきている打ち水大作戦なので、 これからもさらに盛り上がると良いなと思う。 皆さんの職場や家庭でもイベントとして行ってみてはいかがだろう。

■「打ち水」にも作法がある

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http://uchimizu.jp/manner/

 打ち水を行う時には「二次利用水を使おう」というのが基本ルール。ご家庭であれば「お風呂・シャワーの残り水、エアコンの室外機から出る水」など、 会社であれば「製氷機の期限切れの水や氷、近隣の公共施設などのプールの水」が対象となる。

 水を撒く時には、ひしゃくや手でバシャバシャと広範囲に撒く。じょうろを使ってみたりペットボトルの底に小さな穴をたくさん開けても良いと思う。その際には、日射に気をつけて帽子は必ず着用するようにしたい。

 路面だけでなく屋上やベランダでも効果があるし、建物の壁に水をまく「壁打ち」をしてみたり、 クーラーの室外機の周りに撒くのも効果があるようだ。

 打ち水は「風通しの良い場所で」「できる限り、大勢で広範囲に」行うと効果的で、 また「朝夕の時間帯に」「日向よりも日陰で」行うとより効果的らしい。皆さんもぜひいろいろと試してみてはいかがだろか。