普段なにげなく読んでいる新聞。最近では電子媒体で読む人も多くなってきているが、紙媒体の新聞はまだまだ需要が高い。
昔から慣れ親しんでいる新聞だけに、過去の新聞をプレゼントするという「お誕生日新聞」というサービスもあるようだ。自分が生まれた時に世の中でどんなことがあったのか。それを知るということは、とても興味深いことだと思う。
■誕生日の新聞をプレゼントする「お誕生日新聞」
(http://shinbun20.com/index.html)
東京都新宿区に本社があるアシストシステム研究所が運営しているのが、誕生日の新聞をプレゼントする「お誕生日新聞」というサービス。誕生日や結婚記念日など特定の日を指定すると、その日の新聞を印刷してくれというサービスだ。
結婚式でのプレゼントや成人のお祝い、還暦のお祝いなど、特別な日のプレゼントとして利用されているようだ。
「お誕生日新聞」として利用出来るのは、明治5(1873年)1月1日以降の新聞。毎日新聞の一面とテレビ欄(テレビが無い時代は社会面)とが両面刷りになっていて、送料を除いて一枚760円からの価格設定となっている。
メッセージカードやルーペをセットにしたり、表紙をつけたりするというオプションもあるほか、結婚記念日など複数日の新聞をセットにするというコースもある。
ちょっとしたプレゼントとして、目的や予算に応じて利用するのも楽しいかもしれない。
■図書館でコピーするという方法もある
私も若い頃、会社の大先輩が勤続30年を迎えた時に、 図書館に行ってその方が入社した日の新聞をコピーしてプレゼントしたことがある。豪華なプレゼントを買う余裕もなかった頃だったので、せめて記念になるものをと考えて無い知恵を振り絞った結果のことだった。
図書館でコピーしてきた新聞をきれいに丸めて、リボンで結んで渡したが、 とても喜んでいただいた記憶がある。いま考えると実に粗末なプレゼントだったような気がするが、逆に自分がそういうことをやってもらったら素直にうれしいと思う。
ご紹介した「お誕生日新聞」は商業ベースなので髪質にもこだわり、当時の雰囲気をそのまま醸し出しているらしい。また、記念品としての価値が高まるように表紙も実に立派なものになっている。
価格もそれなりに立派なので、改まったプレゼントであれば「お誕生日新聞」に頼んだ方が良い。しかし、ごく個人的なプレゼント、例えば家族の誕生日に贈るのであれば図書館の縮小版をコピーしても良いと思う。
決して立派な装飾が施されていなくても、わざわざ準備をしてプレゼントするという行動自体に心がこもっているからだ。メッセージを添えることでさらに素敵なプレゼントになるのではないだろうか。