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「幸運の嵐」で復活した火星探査機オポチュニティ

 火星に送り込まれてから10年間動き続けている火星探査機オポチュニティ。太陽光パネルに積もった塵が火星の嵐で吹き飛ばされて、電力不足が解消されて元気に動き回っているようだ。

■「幸運の嵐」でよみがえったオポチュニティ

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↑ Before(http://www.astroarts.co.jp)

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↑ After(http://www.astroarts.co.jp)

 「幸運の嵐」で復活したのはNASAの火星探査機オポチュニティ。2004年1月25日に火星に着陸した探査機で、10年経過した今でも火星表面の探査活動を継続している。

 オポチュニティの設計上の運用寿命は90火星日(約92地球日)だったが、それを遥かに上回る驚異的な運用日数を現在でも更新している。かなりの高寿命だ。

 火星は地球型の惑星で表面を固い岩石が覆っている。直径は地球の約半分で重力は地球の40%ほど。そのため、地表の塵が舞い上がると地球以上に大気中に舞うことになり、探査機の動力源となる太陽光パネルを覆ってしまう。

 探査機はこうやって動力源を失ったり、火星表面の細かい地表に車輪をスタックしてミッションを終了してしまうことが多いらしい。しかし、オポチュニティは火星表面で発生する嵐によって太陽光パネルの塵が吹き飛ばされ、再び多くのエネルギーを得られるようになったようだ。

 まさに「幸運の嵐」。設計寿命の数十倍も活動しているオポチュニティだが、これからも数多くの情報や画像を火星から送ってくれることになるだろう。

■新幹線よりも速い火星の嵐

 火星の大気は95%が二酸化炭素という構成になっている。また、地球と同じように自転軸が太陽に対して斜めになったまま公転しているため、火星表面にも四季が存在すると言われている。

 そのため火星の極には二酸化炭素の氷(ドライアイス)が暑さ数メートルの層となって作られる。その氷が溶け出す季節になると二酸化炭素が大気中に一斉に昇華して火星の上空に雲をつくり、二酸化酸素の上昇気流で極に向かって強い風が吹く。

 極に吹き付ける風は、最大で新幹線よりも速い時速400kmにも達するらしい。風速100メートル以上になるものすごい嵐だが、そのおかげでオポチュニティが復活したというのも偶然とはいえ素晴らしい。

 猛烈な嵐にも負けず遥か彼方の火星上で頑張っているオポチュニティ。これからも頑張って欲しい。