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発達障がいを身近なものとして捉えられる一冊「ボクの彼女は発達障害」(学研教育出版)

 最近、検査方法の確立などで一般に認知されるようになってきた発達障がい。発達障がいと一口で言っても、アスペルガー症候群や学習障害など複数の特性に区分されるものの、個人個人でその特性は異なってくる。

 社会的な認知度は上がってきた発達障がいだが、障がい特性や対処法などはまだまだ一般的には知られていない。

■コミックと文章とで綴られた一冊。

ボクの彼女は発達障害: 障害者カップルのドタバタ日記 (学研のヒューマンケアブックス)

ボクの彼女は発達障害: 障害者カップルのドタバタ日記 (学研のヒューマンケアブックス)

 

  この本はコミック形式の内容と文章とがリンクしながら進んでいく一冊で、発達障がいをとても身近なものとしてとらえることができる。

 本の作者くらげさんは聴覚障がいを持った方。そのくらげさんの彼女が発達障がいで、二人の日常でのやり取りを通して発達障がいについて知り、考えられる内容となっている。

 くらげさんの彼女の特性が発達障がいがある方のすべてにあてはまるわけではなく、あくまでも一個人としての特性だという点を踏まえたとしても、分かりやすく共感しやすい内容に思わず引き込まれてしまう。

 こういった本は読者の「共感」を得ることがとても大切だと思うが、作者のくらげんさんがとても自然体で彼女を受け止めているところに強い共感を覚える。

 ある個人の出来事だと言いつつも、途中途中で専門家の解説が入っているなど、発達障がいを知る上ではとても良い入門書だと思う。この本を読んで発達障がいの概要をある程度理解し、そのうえで専門書を読んでいくことをお勧めしたい。

 大人だけではなく中高生にもぜひ読ませたい一冊だった。

■この本を読んだきっかけは意外なご縁

ボクの彼女は発達障害: 障害者カップルのドタバタ日記 (学研のヒューマンケアブックス)

 この本のことを教えてくれたのは、職場で一緒に仕事をしているT君。会社では若手社員として頑張っているT君は、聴覚障がい者でありとても明るくて楽しい社員。

 ある日のこと、休憩時間に彼が一生懸命に読んでいた本が今回ご紹介した一冊で、聞くところによると作者のくらげさんは彼の学校の先輩だとか。

 直接面識のある先輩後輩だったわけではないようだが、同じ学校の先輩が出した本をたまたま同じ障がいのあるT君が読み、それを私に紹介してくれたことに不思議な縁を感じた。

 すぐに買って読んでみたが、T君が勧めてくれたとおりとても良い内容で、たくさんの共感とたくさんの心温まるエピソードを得ることができた。

 高校生になるむすこにも読ませたが、私以上にこの本から得た物が多かったようだ。ご縁というのはありがたい。