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文章力を上げるために読む一冊「原稿用紙10枚を書く力」(斎藤孝)

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 ブログを書いていると「もっと上手に文章を書けるようになりたい」と思うことがたびたびある。他のブログを読んでいても「この人の文章は上手だな~」と感心することも多々あり、そうなると逆に自分の文章力の乏しさを実感してしまう。そんな時に書店で目に留まったのが「原稿用紙10枚を書く力」という一冊。なかなか参考になる一冊だった。

■原稿用紙一枚が1km相当の距離

 著者は明治大学文学部教授の斎藤孝さん。4色ボールペンを使った読書法や書店の巡り方など、読書にまつわる様々な本を書いている方でもある。個人的に斎藤孝の書かれる文章が好きで、だからこそこの本を読んでみたくなった。

 この本の中で斎藤孝さんは原稿用紙10枚を書くことについて、スポーツに例えて次のように述べている。

 「私の感覚では四百字詰め原稿用紙一枚が一キロにあたる。十キロをいきなり走れと言われた、ほとんどの人が尻込みするだろうし、まず走れない。しかし、トレーニングをこなせば、十キロ程度ならだれでも走れるようになる。」(プロローグ:18ページ)

  さらに「原稿用紙3枚から5枚の文章はトレーニング無しでも書くことが出来るが、10枚になるときちんとしたトレーニングを積まないと書けない」とも書かれている。

 こうやって「走る」ということに例えられると、たしかにそのとおりだなと思うし、文章を書くということは簡単なことではないなとも思えてくる。長い距離を走ると苦しくなるように、長い文章を書くという作業は慣れないとかなり苦しい作業だと思う。

原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)

原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)

 

■「書くために読む」という意外な考え方

 この本の中では長い文章を書くための様々な方法が出てくる。それをひとつひとつ「トレーニングしていく」ことによって、原稿用紙10枚を書く力が身に付き、その延長として本一冊分の文章(原稿用紙数百枚分)を書けるようになるという。 

「書くための読書術」を身につけ、キーワードをつかむ。「レジュメ力」のためには、キーフレーズを見つけ、書く前に設計図を作成する。「構築力」のためには、三つのキーコンセプトをつくり、それらをつなぐ。「立ち位置」をつけるには、自分の立場をはっきりさせ、オリジナリティある文体をつくる。これら四つの力を磨けば、だれでもかならず「書く力」が身につく。 (Booksデータベースより)

  この中で「書くための読書術」という言葉が出てくるが、読書好きとしては少々ハッとする内容だった。

 簡単に言うと、ただ漫然と本を読むのではなく「書く材料として使うつもりで読む」ということが大切で、そうすることによって「読み方が効率的」になり、「アウトプットを意識した上質な読み方が出来る」という。

 文章を書くという作業は「アウトプットする」という作業だが、そのためには「インプットの際にアウトプットを意識しておくということが大切」だということ。読むことと書くこととは連続しているんだということだと思う。

 他にも「書くためのトレーニング方法」が系統立てて書かれたこの一冊は、文章力を上げるための考え方が整理された一冊だった。ご興味のある方はぜひ。おススメです。