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ちょっとしたことながら「笑顔であいさつ」は大切だと感じた出来事

 三連休の最終日、春めいてきたお天気に誘われるように外出してきましたが、出かけた先でちょっとした微笑ましい光景を目にしました。ちょっとしたことなんですが「笑顔」と「あいさつ」は大切だなと感じました。

■ニッコリ笑顔で挨拶をする女の子

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 出かけた先は大型の店舗が複数揃った郊外の駅。駅から正面を走る大きな遊歩道の両側にたくさんの店舗が入ったビルが並び、休日を家族連れで楽しむ買い物客でにぎわっていました。

 当然のことながらビルの駐車場に入る車もたくさん並んでいて、駐車場への通路はひっきりなしに車が通っていました。

 店舗に入るため駐車場の通路にある横断歩道を渡ろうと立ち止まっていたところ、駐車場の係員が車を止めて両側からの人を渡らせ始めました。私も急いで渡り始めたのですが、反対側から歩いてきた親子連れのうちの女の子の態度がとても素敵だったんです。

 まだ小学校に上がるか上がらないかの幼い女の子は、お父さんに手を引かれて横断歩道を渡ってきましたが、止まってくれた車の前に来ると歩きながらニッコリ笑って会釈をしていったんです。

 可愛いなと思って振り返ってみると、渡り終わった女の子は交通整理をしてくれた係員にもニッコリとした笑顔つきの会釈をひとつ。係員もニコニコ顔で挨拶を返していました。

 無表情で渡る大人達の中に混じって、感謝の気持ちを笑顔と会釈で返した女の子の姿を見て私まで清々しい気持ちになりました。

■「頭をさげるのはタダ」という言葉の意味

 女の子の笑顔と会釈を見て、外回りの営業をしていた頃に知り合った中小企業の社長さんとの話を思い出しました。

 社長さんは「頭をさげるのはタダだから惜しんでは行けない」ということを話されていたんです。最初は「お金がかからないから損をしない」という意味かと思って聞いていましたが、社長さんがおっしゃるのはそんな浅い意味ではありませんでした。

 「最近は頭を下げることが悪いことのように思う人も居るが、感謝の気持ちを表すのに頭を下げるというのは当たり前のこと。妙な自尊心や相手との上下関係や損得を考えるから、人は頭を下げられなくなったんだ。」という内容でした。

 さらに、「感謝の気持ちを表すなら、本来はきちんとしたお礼の品を渡すべき。そんな時でも、まずはお礼の言葉を言い頭をさげるということが大切。」ともおっしゃっていました。

 この社長さんの会社とは実際に取引をするまでには至らなかったのですが、成約できなかった時でも「いろいろな情報を持ってきてくれてありがとう」と若輩者の私にきちんとお礼の言葉をかけてくださり、頭を下げてくださったことを思い出します。

■感謝の気持ちを表すことの大切さ

 頭を下げる、お礼を言うということは、なにも仕事や友人・知人に行うばかりではなく、家族の間でもとても大切なことだと思います。

 食事を作ってくれた妻には毎食ごとに「ありがとう」とお礼を言い、食べ終わったら「美味しかった」と声をかける。子どもがちょっとした手伝いをしてくれたら、「ありがとう」と笑顔でお礼を言う。簡単なことですがなかなか出来ないことかもしれません。

 家族に対してなかなかお礼を言えないとすれば、それは「やってもらって当たり前」という気持ちがどこかにあるからかもしれません。

 ちょっとしたことでも相手に対して感謝の気持ちを持ち態度で表すというのは、常に謙虚な気持ちを持つことと、周囲に対する気配りを忘れないことから始まるのかもしれませんね。

 今日から新しい一週間が始まりますが、今週も挨拶と笑顔を忘れない一週間にしたいと思います。