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2014年本屋大賞ノミネート作10作品が発表!!

 直木賞や芥川賞など文学賞はいろいろとありますが、個人的に毎年楽しみにしている文学賞があります。今年も大賞ノミネート作10作品が発表になりました。

■本屋大賞2014ノミネート作品発表

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 各種文学賞は著名な作家や文化人によって選考されますが、「本屋大賞」は書店員さんが選ぶ大賞。「売り場からベストセラーをつくる!」という趣旨のもと、全国の書店員の投票で選ばれる賞です。

 今年もノミネート作品10作品が発表されました。

【2014年本屋大賞ノミネート10作 (作品名五十音順)】

『教場』 長岡弘樹(著)小学館

『去年の冬、きみと別れ』 中村文則(著) 幻冬舎

『さようなら、オレンジ』 岩城けい(著) 筑摩書房

『島はぼくらと』 辻村深月(著) 講談社

『聖なる怠け者の冒険』 森見登美彦(著) 朝日新聞出版

『想像ラジオ』 いとうせいこう(著) 河出書房新社

『とっぴんぱらりの風太郎』 万城目学(著) 文藝春秋

『村上海賊の娘』 和田竜(著) 新潮社

『昨夜のカレー、明日のパン』 木皿泉(著) 河出書房新社

『ランチのアッコちゃん』 柚木麻子(著)双葉社

 どの本も書店の平台で見かけたことのある本ばかりですが、どの本もまだ読んでいないものばかりでした。

 単行本よりも文庫本を読んでいると、最新刊はなかなか読む機会がありませんが、こうやって本屋大賞で取り上げられることによって「読んでみたいな」と思います。本屋大賞にはそんな力があります。

 二次投票はノミネート作すべてを読んだうえで、コメントをつけて投票を行う必要があるようです。それだけでも大変なことだなと思いますが、2月末まで投票が行われて4月8日に大賞が決定しますので、結果が今からとても楽しみです。

 私も大賞決定までに出来るだけ多くのノミネート作を読んでみたいなと思っています。

■書店員が選ぶ読者目線の大賞

 本屋大賞はジャンルを問わず過去一年間に発表された本を対象として、「お客様にも薦めたい」「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票されるものです。毎年、話題作がノミネートされて、それを見ているだけも楽しいなと思います。

 2004年から始まった本屋大賞は全国の書店員が一次投票を行い、上位10作品が最終選考にノミネートされます。そして、二次選考で多くの票を集めた本が、大賞として表彰されるという運びになっています。

 最近では直木賞や芥川賞を受賞した作品よりも、本屋大賞を受賞した作品の方が売上げ部数が伸びる賞として注目を集めています。

 ノミネート作が発表されると、書店の店頭では「本屋大賞ノミネート作品」という企画で平台が設けられ、ノミネート作品が一斉に並べられる光景も毎年目にしますよね。

 活字離れや電子書籍の普及などで書店は厳しい経営環境にさらされていますが、本屋大賞が盛り上がることで少しでも本を読む方が増えると良いなと、本好きの一人としては切に願っています。