数十年に一度の大彗星になると期待されていたアイソン彗星。残念ながら太陽最接近の際に分裂してしまい、予想されていた姿を見ることは出来なくなりました。
しかし、12月の夜空にはもうひとつの彗星が輝いているという情報が、まさに彗星のごとく登場してきました。アイソン彗星情報の影に隠れていたかのような嬉しいニュースです。
■明け方の東の空に見えている「ラブジョイ彗星」
2013年9月に発見されたラブジョイ彗星(C/2013 R1)。アイソン彗星の情報ばかりに気を取られていましたが、11月中旬に6等級前後まで明るくなっていて、今月になってさらに輝きを増しているようです。
夜空の暗い場所では肉眼でも確認することが可能だということで、都市部でも双眼鏡を使うことでボンヤリとした姿を見ることができるようです。
ネットでも「ラブジョイ彗星」の話題が見かけられるようになりました。
ラブジョイ彗星と人工衛星 12/3 http://t.co/TYMKY1OLUL #mysky 新しいカメラで初撮り。
— はな子 (@hanako_busi) 2013, 12月 2
4日明け方、福岡市東区から東北東の空に「ラブジョイ彗星」が確認された。 http://t.co/xMhwetk0GI pic.twitter.com/TFNQnM49R3
— 銀河系ニュース速報 (@NEWS333) 2013, 12月 4
ラブジョイ彗星(12月1日未明)の撮影。 いま、ラブジョイ彗星が明るい。 双眼鏡で良く見える。今後、尾がますます伸びるだろう。なお、撮影の時は、イオンの尾とダストの尾が重なっているが、今後、離れていくので、大彗星の姿に変身する。 pic.twitter.com/0jMAfwsvZQ
— 大西浩次 (@koujiohnishi) 2013, 12月 4
ネットでも評判になっている「ラブジョイ彗星」。発見したのはオーストラリアのコメットハンターとして有名なラブジョイさん。彗星の名前は発見者の名前から取っていますが、クリスマス時期を迎えるにあたってとても素敵な名前ですよね。 ラブジョイ彗星は今後さらに輝きを増す可能性もあって、アイソン彗星が見られなくなった今では貴重は存在と言えるかもしれませんね。今後の増光が楽しみです。