アイデアを書き出して整理するノートは、以前から色々な種類が販売されている。また、専用のノートを使わなくても付箋紙に書いてホワイトボードなどに貼るというのも、研修などではお目にかかることの多い手法だ。そんな「手書きでアイデアを書き出す」ということを、スマホで管理できるノートが発売された。
ぺんてるのスマート文具「Kumikae-Note」
クレヨンや色鉛筆など、筆記具で有名なぺんてる株式会社。筆ペンはマーカーなども販売しているため筆記具のイメージが強いが、今回アイデアの創発に目的を絞ったスマート文具「くみかえノート Kumikae-Note」の発売を開始した。発売開始は2018年9月13日、価格は1,800円(税別)だ。
「くみかえノート」はノートと名付けられているが、実際には9マスに分けられた付箋。ノートのように持ち歩いて使えるというのが特徴だ。
付箋は職場でも家庭でも必ずと言って良いほど使われいる文具。ちょっとしたメモや電話メモ、本のしおりがわりにと活用の幅が広い。また、職場のミーティングや研修などではアイデアを書き出して貼り付けるという使い方がされており、ブレーンストーミングの場面でKJ法として紹介されることも多いだろう。
今回発売された「くみかえノート」は9マスに並べられた付箋がひとまとまりのノートになっており、アイデア出しを想定した設計となっている。中央がオレンジの付箋になっているのでそこにテーマを書き、その周辺にアイデアを書き出していくという使い方がまずは想定される。
また、書いた付箋を模造紙やホワイトボードに貼り付けて、貼った付箋紙を動かしたり線でつなだり要素別にまとめたりすることで、アイデアをブラッシュアップするという使い方もできる。
さらに、貼り付けて整理した付箋を専用のiPhoneアプリで撮影すば、記録し共有するだけではなく、アプリ画面上で付箋を移動・編集することができるというのが今までにない機能だ。使い方一つで非常に幅広い活躍が期待されるスマート文具だ。
商品特徴と使い方
アイデアをどんどん書き出せる9マス付箋
9マスに付箋が並んでいるため、アイデアを書き出して整理することができる。さっと開いてその場でアイデアを推古することができるので、一人で頭の中を整理するのにも便利だろう。
利用シーンを追求しアイデア出し以外のストレスを軽減
立ったままでもアイデアを書きやすい硬い背面のリングノート型なので、ワークショップの時や会議の司会進行を行いながら書くこともできる。また、持ち運び時にもブロッバラバラになることがないので、ちょっとしたことだが便利だなと思う点だ。
キレイに画像を撮影・保存できる付箋のこだわり形状
通常の付箋と違い両脇に糊引きがされているため、貼るときにフラットな接着が行えるようになっている。通常の付箋はホワイトボードなどに貼りつけた際に、貼り付けていない側がめくれてしまうが、それを防止しているためiPhoneで撮影した際にも影が出にくくなっている。また、付箋の下辺がカーブしてるため、付箋を剥がすときにもスムーズに行える工夫がなされている。
スマートフォン上で編集可能な専用アプリで効率化
この商品の最も特徴的なのは、ホワイトボードなどに展開した付箋を撮影・共有するための専用の無料iPhoneアプリが用意されている点だろう。保存したデータは単に写真として保存されるのではなく、個々の付箋がドラッグすることで移動・編集できるのが驚きだ。一旦保存した付箋画像が、後々さらにブラッシュアップできるというのが素晴らしいなと思う。