おやこでポレポレ《文房具好きブログ》

大好きな文房具や書籍、日常のことなどを更新中です!

読書-おすすめ

「今だけのあの子」(芦沢 央)

読書の楽しみ方は人それぞれだ。外国作品の翻訳物が好きな方もいれば、サスペンス物が好きな方もいる。また、新しい知識を得るために新書を読むのが好きな人もいれば、コミックエッセイで楽しみたいという人もいる。「読書」という言葉ひとつをとっても、そ…

【新刊紹介】「佐藤ジュンコのおなか福福日記 (手売りブックス)」(佐藤ジュンコ)

旅の記憶は食べ物とリンクしている。だからこそ、旅での食事は手を抜いてはいけない。旅の思い出は、その場所での食事が旅先の名所旧跡や景色などに紐付けられていることが多いからだ。 毎年何回か家族でささやかな旅をするが、観光地での思い出もさることな…

「悪いものが来ませんように」(芦沢 央)

子どもの頃から本好きで、やんちゃ坊主だった割には図書館で本を読むことも多かった。その頃もそうだし今もそうだが、お気に入りになった特定の著者の物語を次々と読むということが多い。というよりも、面白いなと感じた著者の作品をどんどん読みたくなると…

「真実の10メートル手前」(米澤 穂信)

書店に行くと最初に文庫本の平台を見る。平台とは書店オススメの本が表紙を上にして置かれている台のことだ。平台を見終わったら企画台と呼ばれるそのお店独自の書籍の台を見て、ひとしきり見終わったら雑誌のコーナーを立ち止まることなくざっと見る。それ…

「火星に住むつもりかい?」(伊坂幸太郎)、近未来を見るような怖さを覚える一冊

子どもの頃は夢のようなことばかり考えていた。宇宙人が攻めてきたらどうしようと怯えたり、超能力で物を持ち上げてみようと念力を送る練習をしてみたりといった具合だ。私が特に夢見がちな子どもだった訳ではなく、大なり小なりそういうことを皆が経験して…

「逢魔が時に会いましょう」(荻原 浩)、妖怪達がほのぼのと登場する心温まる一冊

昔はいたるところに暗闇があった。月が出ていなければ一寸先も見えないぐらいの暗闇で、逆に満月が出ていると月影が色濃く道端に広がっていたものだ。昔と言っても私が子どもの頃なので、今から40年から50年ほど前のことだ。九州の田舎町で育った私にとって…

「家族シアター」(辻村深月)、家族のあり方をしみじみと考えさせられる心温まる一冊

本屋大賞受賞作品はこれから読むとして、今回は本屋大賞受賞後に初の文庫化が行われた「家族シアター」を読んだ。書店の平台にずらりと並べられていたこの物語は、短編が7編収められた短編集で個人的には非常に感動し一気読みしてしまったほどだ。 この一冊…

「あずかりやさん」(大山淳子)心の中が暖かくなる素敵な一冊

今年の東京は春が一気にやってきて、勢い余って初夏になったりまた初春に戻ったりと落ち着かない。桜も一気に咲いて一気に散ってしまったが、それでも春の訪れというのは毎年理由なしに嬉しいものだ。 春になって暖かくなってくると、毎年不思議と読書量が増…

【新刊】「龍の耳を君に (デフ・ヴォイス新章)」丸山 正樹

86才で亡くなった母は、何につけても豪快な人だった。運転中にヒッチハイクーを見かけたら家に連れてきて食事をさせ、知り合いが怪我や病気をすると真っ先に駆けつけて世話をする。判官びいきというのだろうか、弱きを助けることを無条件で選ぶ人だった。近…

「キャロリング」(有川浩)、人と人との繋がりが素敵な物語

年末年始にはテレビでもラジオでも「占い」が大きく取り上げられる。来年はどうなるのか、今年はどんな年になるのかなど、情報番組やワイドショーなどで大々的に特集されることもある。また、世界情勢や日本国内情勢がどうなるかという大きな話から、生まれ…

年末に心暖まる一冊を、「ぶたぶたラジオ」(矢崎存美)

テレビを観るより本を読む方が好きだ。父が本好きだった影響で、子どもの頃から読書が好きだったのだが、小学生の頃はガキ大将だったわりには、一人で学校の図書館に入り浸るような時もあった。 特に好きだったのは冒険物やSF物で、読みながら場面を空想して…

「AX アックス」(伊坂 幸太郎)、主人公は文房具メーカーの営業担当&殺し屋&恐妻家

秋の夜長は季節的に過ぎてしまったが、秋から冬にかけては読書に適した季節だ。寒さにまだ体が慣れておらず、部屋でぬくぬくしながら過ごす休日にはじっくりと読むことのできる本が一冊あると良い。そんな「じっくりと一気に読める一冊」をご紹介したい。 主…

「イシマル書房編集部」(平岡陽明) 登場人物それぞれに共感できる一冊

「なりたい職業」があったのは何歳までだろう。人それぞれに目標にしていた職業はあると思うが、その職業に就けた人はそれほど多くはないだろう。だからといってそれが幸せかどうかということとは別問題で、想いとは全く違う職業に就いて成功している人も多…

【新刊紹介】"生きることの素晴らしさを教えてくれる一冊"の続編「泣いて笑ってまた泣いた2」(倉科透恵)

秋の夜長は読書に最適だ。夏の暑さは集中力を奪い、冬の寒さは思考力を停止させ、春の暖かさは眠気を誘う。だから秋は読書に向いているのだろう。とはいえ、本好きにとっては本をたくさん読むのに季節は関係なく、それぞれの季節で読みやすい環境を作るため…

明治の頃の妖(あやかし)達「明治・金色キタン」(畠中恵)

今週のお題「読書の秋」 秋の夜長は読書が進む。今週から東京もかなり涼しくなってきたが、虫の音をかすかに聴きながら本を読むのは貴重な時間だ。以前から読みたいと思っていた単行本も秋の夜長用に買い、じっくりと読み進めることができた。 レトロな時代…

「アイネクライネナハトムジーク」(伊坂幸太郎)/時空を行き交う人と人との繋がりが美しい

人のご縁というのはとても大切で、そしてとても不思議なものだなと思う。 半世紀以上生きているとそれなりに人とのご縁ができるのだが、自分と相手とのご縁がその先で相手同士でも繋がっていることがある。また、10年以上前にいただいたご縁が、思いがけず再…

「明治・妖モダン」(畠中恵)

先週から東京ではググッと気温が下がり、晩夏にもかかわらず過ごしやすくなった。8月は雨の日が続き、まったく夏らしい気候ではなかったが、それでも気温が30度を超えると蒸し暑くて閉口して、梅雨が二度来たように感じたものだ。 気温が下がって過ごしやす…

「海の家のぶたぶた」(矢崎存美)、夏の終わりに夏を感じる一冊を

文房具好きで文房具のことを中心に記事を書いているが、読書も好きなので「読んで良かった」と感じた本も時々ご紹介させていただいている。その中でもお気に入りのシリーズ物がいくつかあって、読む前から「これを読めば気持ちが和らぐ」と分かっている鉄板…

「十歳までに読んだ本」(ポプラ社)を読んで読書の良さをしみじみと感じる

本を読むのが大好きだ。子どもの頃から読書が好きで、現在でも年間150冊程度は読んでいる。テレビ番組を漫然と観るなら、代わりに本を読んでいた方が良いという感じだ。 そんな読書好きの私が最近読んで引き込まれたのが、作家やイラストレーター、映画監督…

文章に行き詰まったら読み返す一冊「ホンカク読本 ライター直伝!超実践的文章講座」(森末祐二)

ブログを書いていると、伝えたい情報があるから書くこともあれば、書きたいから情報を探すこともある。文章を書く、綴るという作業はもともと好きなので、毎日ブログ記事を綴る作業は苦ではない。しかし、「毎日書く」ということにこだわりすぎると文章が雑…

身近な家電を科学する「すごい家電 いちばん身近な最先端技術(西田 宗千佳)」

「科学」という言葉を聞くと、昭和生まれ育ちの私は「鉄腕アトム」を思い浮かべる。空を飛び地を駆ける鉄腕アトムは未来を想像させる素晴らしいアニメだったが、身近な家電でその素晴らしい最先端技術を感じることのできる一冊がある。 身近な家電を真面目に…

弱いロボットにこそ力があることを障害者メディア「コトノネvol.22」で知った

ロボットは万能だ。そんなイメージがどこかにあるだろう。しかし、世の中に万能な人間が居ないのと同じように、ロボットであっても万能ではない。逆に不完全なロボットだからこそ役立つということもあるようだ。 弱いロボットだからこそ力がある 豊橋技術科…

読んで元気が出るコミックエッセイ「仕事場のちょっと奥までよろしいですか?」(佐藤ジュンコ)

子どもの頃から読書が好きだ。50才を過ぎた今でも読書好きで、毎日何かしら手元に本がないと落ち着かない。 本好きになったきっかけは、小学校に上がる前から読んでいた漫画だ。当時全盛期だった貸本屋から借りてきた漫画を、縁側でひたすら読んでいたことを…

【おすすめ本】GWでの一気読みもオススメ、「ナンバー」「トラップ」「リバース」相場英雄さんの3部作

年に何回かまとまって休めるタイミングがある。会社員だからこその休みだが、ゴールデンウィークとお盆時期と年末年始の休みがその代表的なものだろう。その中でも、自分のために時間を使いやすいのはゴールデンウィークだろう。私も毎年長編を読み込むのを…

「独立記念日」(原田マハ)つながることで深みが出ている短編集、新装丁も素敵だ

短編集というのは区切りが良くて読みやすい反面、物語が分断されるので続けて読むのが難しくなる場合もある。しかし、今回読んだ短編集は少し趣が異なっていた。短編同士は内容的に連続していないのだが、微かな部分で繋がりのある構成となっていて面白い。 …

”文章をもう少し上手に書きたいな”と思ったときに読みたい一冊

ブログを書いてると、書くこと自体に行き詰まることがある。書くことが無いというのではなく、書きたいことがうまく書けないという感じだろうか。これは、ブログに限らず手紙やレポートを書くときにも同様なのだが、そんなときに読んで参考になる書籍を再度…

「居酒屋ぶたぶた」(矢崎存美)、今回も心温まるホッとする一冊だった

本好きで年間にたくさんの本を読む。そのなかでも、新刊が出ると必ず読む「定番シリーズ」がいくつかある。初めて読む作家さんの物語もワクワクして良いが、定番シリーズには登場人物やストーリー展開に安心感がある。「このシリーズを読めばこんな気持ちに…

「佐藤ジュンコのひとり飯な日々」(佐藤ジュンコ)を読んで仙台の街を再訪したくなった

旅と味覚は記憶のなかでシンクロすることが多い。 旅先で食べたご当地料理はなおさらで、訪れたことのある土地の写真を見て食べた料理を思い出すことも多い。その逆もしかりだ。だからこそ、旅先ではその土地ならではの料理を必ず食べることにしている。そん…

「月刊 佐藤純子」(佐藤ジュンコ)、旅先の書店で出会った”読んで幸せ気分になる”コミックエッセイ

旅行に行くときには必ず文庫本を一冊持って行くようにしている。また、それ以外に必ず現地の書店で一冊買うようにしているが、旅先の書店で買う本はその書店一押しのものを選ぶようにしている。ある意味では旅行先のお土産だ。先日旅行で九州に行ったときに…

現代社会の闇を掘り下げる社会派ミステリー、「漂う子」(丸山正樹)

デビュー作を読んで感激し、その後新作が発売されるたびに追いかけるように読むことがある。そういう自分の感性というか感覚にぴったりとした作家さんの物語に出会えると幸運だなと思うし、新作が発売されるのを心待ちにしてしまう。 今回、デビュー作を読ん…