気分はポレポレ よろず情報ブログ

大好きな文房具や書籍、日常のことなどを随時更新中です!

読書

「株の超入門書」、株を始めるならまずはここから

日経平均株価が4万円台を突破したとして、ニュースでも大きく取り上げられていましたよね。また、そういったこともあって株式投資も話題が取り上げられることが多くなって、最近では小学生向けの株式投資セミナーなども開催されているのだとか。今後、年金受…

「あなたが殺したのは誰 」まさき としか

私が就職のために九州の片田舎から上京したのは、かれこれ40年ほど前のこと。田舎生まれで田舎育ちの私には「東京」という言葉がとても魅力的で、地元に残る同級生たちに対しても「東京で働く」ということはちょっと自慢になることでもあった。昭和の最後の…

「踏切の幽霊」(高野 和明)

東京では鉄道の高架化工事が進められていて、いわゆる「開かずの踏切」が徐々に減ってきている。しかし、私が通勤で使っている路線はまだまだ踏切が残っていて、1週間に何回かは遮断機が降りた踏切を無理に横断する人がいて、その度に電車が急停車して数分…

繰り返し読んでしまう傑作、「ワンダフル・ライフ」(丸山正樹)

つい最近NHKでドラマ化された、丸山正樹さんの「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 」。手話を学ぶ者にとっては必読の一冊ですが、それ以外にも丸山正樹さんは刑事物だったり社会はミステリーだったりと幅広い内容の物語を書かれています。その中でも、衝撃的…

感情移入必至!知念実希人の一気読み必須作品「となりのナースエイド」

元来、体が丈夫な方で、病気や怪我で入院することなく過ごしてきた。しかし、数年前に盲腸近くに腫瘍が見つかり内視鏡手術をすることになったのだが、腫瘍のできた場所が腸壁が薄い場所だったので大事をとって入院しての手術となった。入院と言っても一泊だ…

【オススメの一冊】「爆弾」(呉 勝浩)

皆さんは本を選ぶ時際に、どのような情報をもとにして選んでいらっしゃるでしょうか。書店の平台に並べられているものを覗いて決める方もいらっしゃれば、お気に入りの作家さんの本を選ぶ方やテレビやネットなどで評判の書籍を選ぶ方もいらっしゃるのではな…

「世界でいちばん透きとおった物語」(杉井 光)

旅行や出張で宿泊した時には、その土地の書店に足を運ぶことにしています。もともと本好きですので移動時間や寝る前に読む本を探すという理由もあるのですが、店舗毎にて平台や企画コーナーに並んでいる書籍が異なりますし、地方によってはその土地にまつわ…

NHKドラマ「デフ・ヴォイス」/感動の原作を再びご紹介

聴こえない人にも聴こえる話題となったドラマ「デフ・ヴォイス」。昨日後編が放映されて心に響く内容でしたし、すでに続編を期待する声が上がっていますが、8年前に書いた原作の感想をリライトしてご紹介させていただきます。初めて読んだ時の感動を再び思い…

秋の夜長にこの一冊!「夫よ、死んでくれないか」(丸山正樹)

好きな作家さんの書籍が発売されるとすぐに買って読むのだが、好きな作家さんであればあるほど、素敵な内容であればあるほどブログでのご紹介が遅くなってしまう。それは、どんなに素晴らしい内容だったかを書こうとすればするほど、自分の文章力と語彙力の…

誰かのサンタクロースとなって本を届ける「ブックサンタ」

朝夕めっきり寒くなってきて、街のイルミネーションがそこここで輝くようになってきました。あと一月ちょっとでクリスマス。今年はサンタクロースになって、子ども達に本を届けようかと思います。 選んだ本をサンタが届けてくれる サンタクロースになって本…

【書籍紹介】「無人駅で君を待っている」(いぬじゅん)

年齢を重ねる毎に、当たり前のことながら人の「死」と向き合うことが多くなる。知人の親御さんが亡くなることもあれば、知人本人が亡くなることもあり、また個人的には両親が共に天寿を全うして数年前に相次いで亡くなった。歳をとるそういった「お別れ」の…

【読書感想】「湯治場のぶたぶた」(矢崎存美)

天気予報を見るとまだまだ暑い日が続くようで、いつになったら涼しくなるのかまだまだわからない状況だ。それでも確実に季節は秋になっていくので、これからは紅葉の季節が楽しみで待ち遠しい。 紅葉の季節といえばやはりお出かけには温泉もセットだろう。の…

ハイブリッド書店hontoが「読書一生分プレゼント(115万円分)」実施中!

書店の数が全国的に減少しているようだが、その分ネットでの書籍購入や電子書籍の購入が着実に増えている。書店付きの私としては寂しい反面、いつでも好きな時に書籍が購入できるネット書店の存在はありがたい。最近ではネットで予約して実店舗で受け取る「…

「月の立つ林で」(青山美智子)

今年は3年度末の忙しさが例年以上で、土日も祝日も出社する日が続いた。仕事が深夜に及ぶ日もあって、がむしゃらに働いていた若い頃を思い出すぐらいだったが、年度があけてようやく少しずつ忙しさが落ち着いてきた。還暦を迎えて忙しい仕事に就いているのは…

「わたしのいないテーブルで: デフ・ヴォイス」

手話を学び始めてからかれこれ10年経つ。その間に聞こえない友人や知人も増えて、ご本人たちの様々なお話を聞く機会が増えた。もちろん、手話学習の中でろう者をめぐる歴史や聴覚障がいに関する知識の習得もカリキュラムとしてあるが、ご本人たちの体験談は…

「一生頭が良くなり続ける すごい脳の使い方」(加藤俊徳)

社会人になってからいくつかの資格を取ってきた。仕事で必要なものもあれば自己啓発のために取得したものもあるが、仕事以外で何かを学ぶというのは生活に張りがあって良いものだ。また、資格試験の場合には「試験日」という期限があるので、単に何かを学ぶ…

「終活中毒」(秋吉理香子)

「終活」という言葉は2010年の新語・流行語大賞にもノミネートされて世の中に広まり、今ではすっかり定着してきた。この言葉が使われ始めた当初は「死ぬ時の準備するのは縁起が悪い」と敬遠する方も少なからずいたようだが、自分が亡くなった後のことを生前…

「絶体絶命ラジオスター」志駕 晃

子どもの頃はSF物が大好きだった。漫画もテレビも本も好んでSF物をみたり読んだりしていたが、アポロ計画で人類が月に降り立ったり大阪万博で近未来の道具が並んだりしていた時代だったからかもしれない。また、中高生の頃になるとテレビでは「タイムマシン…

「#真相をお話しします」(結城真一郎)

「事実は小説よりも奇なり」という言葉は英国の詩人バイロンの言葉だそうだが、いやいやそうは言っても実際にはそれほど奇妙な話というものには出会わない。もしかしたら小説よりも奇なる事実があるかもしれないが、それはテレビのワイドショーで時たま報道…

廃棄される本を再生した「本だったノート」

本を読見終わるとクローゼットに仕舞い、ある程度溜まった時点で古本屋に持ち込んでいる。思い出の書籍は何冊か手元に残しているが、それ以外は処分することにしている。最近ではそれも忍びないので電子書籍を利用する機会も多くなったが、個人的にはやはり…

「ぶたぶたのお引っ越し」(矢崎存美)

つい最近引っ越しをした。8年間住んだマンションを出てすぐ近所に引っ越したのだが、距離が近いので引っ越し自体はそれほど大変ではなかったものの、引っ越しの前後の各種手続きなどを含めるとやはりたいへんだ。息子はすでに独り立ちしているので夫婦二人で…

「事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング」(原田ひ香)

皆さんは、「事故物件」という言葉をお聞きになったことがおありだろうか?事故物件とは、土地・建物やアパート・マンションなどにおいて、事件や事故などで前の居住者が死亡した経歴のある部屋(共用部等を含む)のことだ。ずいぶん前から専用のホームページ…

「同志少女よ、敵を撃て」(逢坂 冬馬)

本好きで新聞の書評やネットの紹介記事などを良く読むが、一冊の小説に対する感じ方は人それぞれだなと思う。年齢によっても、性別によっても、置かれている環境によっても感じ方がさまざまで、だからこそ本好き同士で同じ小説について話をすると盛り上がる…

「大河への道」(立川志の輔)

若い頃はバイクに乗っていたので、頻繁に地図を見ていた。当時は400㏄の単気筒バイクでいろいろな場所に出かけていたが、頼りにしていたのはタンクバッグに入れたツーリングマップだった。今でこそスマホでルートガイドが出来るようになったが、当時は出発前…

ハイブリッド書店hontoが「10周年記念 読書一生分キャンペーン」を実施中

「honto」は丸善、ジュンク堂、文教堂などの店舗とネット通販、電子書籍が連動したハイブリッド総合書店で、私も新刊のチェックや書籍の取り置きなどでお世話になっている。また、いろいろとユニークなキャンペーンを行うサイトでもあるのだが、今回は10周年…

「カエルの小指」(道尾秀介)

読書好きで、年がら年中書籍を読んでいる。紙媒体の書籍が好きで、常に文庫本か単行本が手元にないと落ち着かないぐらいだが、出張や旅行の際には嵩張るのでいた仕方なくiPadに電子書籍を入れて持ち歩いている。常に数冊の書籍が手元にないとソワソワしてし…

「カラスの親指」(道尾秀介)

人に騙されたり嘘をつかれたりするのは、とても悔しいし悲しい。程度の差こそあるものの、自分が原因で失敗したことよりも悔しくて悲しいことが多く、何年経っても何十年経っても忘れられないこともある。 逆に、自分がこれまで、誰も騙さず誰にも嘘をついた…

鋭い解釈の「新明解国語辞典 」は辞書というより読み物だ

中高生の頃に一番使っていた辞書は英和辞書で、3才年上の兄からのお下がりだったので常にボロボロだったのを思い出す。だからといって「新しい辞書が欲しいな〜」などとは一切思わず、私と違って勉強熱心だった兄の書き込みを「なるほどね」とぼんやり見て…

「赤と青とエスキース」(青山美智子)、ぐっと胸に響く一冊

生まれてから半世紀以上が過ぎてくると、今までの人生をふと振り返ることが多くなる。そんな時には失敗したことや恥ずかしかったことを思い出すことが多いのだが、楽しかったことや嬉しかったことを思い出すこともある。割合としては6対4ぐらいだろうか。性…

「一九六一東京ハウス」(真梨幸子)

1960年代は東京オリンピックが開催されたり新幹線が走り始めたりと、高度成長期のど真ん中だった。私が生まれたのは1960年代の初めだが、生まれ育ったのが九州の片田舎だったので、道路はまだまだ舗装されておらずオート三輪が土煙を上げながら走っていると…