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「十歳までに読んだ本」(ポプラ社)を読んで読書の良さをしみじみと感じる

本を読むのが大好きだ。子どもの頃から読書が好きで、現在でも年間150冊程度は読んでいる。テレビ番組を漫然と観るなら、代わりに本を読んでいた方が良いという感じだ。

そんな読書好きの私が最近読んで引き込まれたのが、作家やイラストレーター、映画監督やフォトジャーナリストなど様々な方々が書かれた「子どもの頃に読んだ本」の紹介集。とても素敵な一冊だ。

70人の著名人が書いた本にまつわるエッセイ集

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つい最近発売されてすぐに買い求めて読んだのが、「十歳までに読んだ本」という一冊。作家、イラストレーター、女優、映画監督など様々な著名人が、自らの幼少期に読んだ大切な一冊を紹介したエッセイ集だ。書かれているのは総勢70人。いずれもポプラ社の文芸雑誌に掲載されたエッセイだ。

一人当たりの文章掲載量はだいたい3〜4ページほど。そして、それぞれのエッセイの最後には、そこで紹介された書籍の表紙と著者名、出版社名などが小さく掲載されている。この”小さく掲載”というのがまた良い。大切なのは「なぜ大切な一冊なのか」ということだからだ。

[執筆者一覧(敬称略)]
西加奈子、佐藤ジュンコ、松村栄子、原宏一、川内有緒、冲方丁、安田菜津紀、飛鳥井千砂、益田ミリ、草野たき、吉岡里帆、畠中恵、平松洋子、木内昇、ミムラ、穂高明、千松信也、長島有里枝、小川糸、穂村弘、山崎ナオコーラ、近藤聡乃、中村航、町山智浩、棚橋弘至、最相葉月、森見登美彦、名取佐和子、文月悠光、原田マハ、稲垣えみ子、海堂尊、安東みきえ、中島たい子、平山夢明、前田司郎、犬童一心、内澤旬子、三田村信行、栗田有起、矢萩多聞、寺地はるな、あさのますみ、初野晴、東山彰良、万城目学、柚木麻子、近藤史恵、小路幸也、石川直樹、伊藤たかみ、宮下奈都、永井するみ、小川一水、大崎梢、杏、藤岡陽子、小手鞠るい、絲山秋子、魚住直子、小瀬木麻美、五十嵐貴久、辻村深月、小松エメル、藤谷治、誉田哲也、市川紗椰、枡野浩一、加藤千恵、アーサー・ビナード 

執筆者の中には良く存じ上げている方もいらっしゃれば、初めてお名前を拝見した方もいらっしゃる。巻末には掲載順に執筆者の「著者紹介」が掲載されているので、お一人お一人のお仕事や略歴などを確認してからエッセイを読むのも楽しい。

紹介されている本に関しても、読んだことがある本もあれば読んだことのない本もある。単純に紹介されている本にも興味を持つが、それよりもなぜこの本が執筆者にとって「自分の『根っこ』になった大切な本」なのかという部分に強く興味を持つ。

好きな作家さん等であれば、なるほどこういう部分が作品に反映されているんだなと思うし、逆に意外だなと思うこともある。存じあげない方であれば、ご本人がどのような活動をされている方か、作家さんであればどのような小説を書かれるのかということが気になる。とにかく、「執筆者のことが気になる」一冊なのだ。

複数の執筆者が同じ本を紹介されている場合もあり、人によって物語の捉え方が違うということにも気づかされる。そう、この一冊は読後に「さて自分はどうだっただろうか」ということも含めて、「いろいろな気づき」を与えてくれるエッセイ集だ。 

十歳までに読んだ本

十歳までに読んだ本

 

きっかけはこのツイート

この本を読むきっかけとなったのが、仙台在住のイラストレーター佐藤ジュンコさんのツイート。佐藤ジュンコさんは絵も文章も素敵で、大好きなイラストレーターさんだ。ご本人も寄稿されているとのことだったので、迷わず購入させていただいた。

ご本人の書かれたエッセイは2番目に掲載されているが、「なるほど、この物語はこのように捉えることもできるんだ」と感心させられる内容となっている。ぜひ読んでいただきたい。

佐藤ジュンコさんのことを知ったのは、「月刊佐藤ジュンコ」が発売されてすぐのこと。帰省先の鹿児島でまたまた入ったジュンク堂で見かけて買い、それを読んで一気にファンになった。イラストの雰囲気の良さや文章の醸し出す独特の空気感は素敵だなと思う。それが昨年12月のことなので、ファンになったとは言ってもまだ半年ちょっとの”新米ファン”なのである。

現在、仙台を拠点に活動されているので地元ではいろいろな媒体で登場されているようだが、東京で生活している者にとってはそういったものが目にできないのは残念な限りだ。

今後は全国的に人気が高まってくる方だと思うし、それだけのものをお持ちの方だと思う。新米ファンとして、これからも活躍を応援したい。

仕事場のちょっと奥までよろしいですか?

仕事場のちょっと奥までよろしいですか?

 
月刊佐藤純子 (ちくま文庫 さ 44-1)

月刊佐藤純子 (ちくま文庫 さ 44-1)

 
佐藤ジュンコのひとり飯な日々 (コーヒーと一冊)

佐藤ジュンコのひとり飯な日々 (コーヒーと一冊)

 

【新商品情報】人気のオリジナルシールづくりシート「マスリエ」に「はじめてセット」が新登場

マスキングテープは文房具類の中でも人気がある商品の一つだ。扱いやすいことや価格が手頃なこと、カスタマイズに向いていることなど人気の秘密は色々とあると思う。その中でも「工作気分が味わえる」というカスタマイズ性に注目した商品が人気になっており、さらにその入門セットも販売されることになった。

オリジナルシールが作れる人気のシリーズ

「マスリエ」の文房具パッケージ

マスキングテープを使ってオリジナルのシールが作れるのが、キングジムの「マスリエ(ステ-ショナリ-)」という商品。「マスキングテープ+ぬりえ」なので「マスリエ」という名前になった商品だ。

「マスリエ」の中身

シートは透明でシール状になっており、エンボス加工のように盛り上がった線でイラストが描かれている。この透明シールに好きなマスキングテープを貼り、オリジナルのシールを作ってしまおうという商品だ。工作気分が味わえてとても楽しい。

私も「マスリエ(ステ-ショナリ-) 」という文房具類をモチーフにした商品でシールを作ってみたが、他にも色々なタイプが発売されているので好みに合わせて作って見るのが楽しいだろう。

キングジム マスリエ(ステ-ショナリ-) MAS007

キングジム マスリエ(ステ-ショナリ-) MAS007

 

必要なものが揃った「マスリエはじめてセット」 が登場

はじめてセット
http://www.kingjim.co.jp/news/release/detail/_id_21690

「マスリエ」が人気となってマスキングテープの活用方法が広がるなか、「マスリエ」とデザイナーズナイフ、専用マットがセットになった「マスリエ はじめてセット」が発売される。

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http://www.kingjim.co.jp/news/release/detail/_id_21690

2017年8月4日(金)からの発売が予定されており、価格はワンセット1,000円(税別)。「ツミキ」と「トラベル」の2種類が発売されるが、「マスリエ」のデザインも直線や曲線が既存のものよりも少し切りやすく考えられているのも特徴だ。

マスキングテープは付いていないので、「はじめてセット」を買って手元にあるマスキングテープでデザインするも良し、新たにシートデザインに合うようなマスキングテープを買うのも良し、どちらにしても十分楽しめるセットだと思う。

www.kingjim.co.jp

「マスリエ」の楽しみ方はこちら