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文房具好きなら見逃せない!「第28回【国際】文具・紙製品展(ISOT)」招待券の申し込み受付が開始される

文房具に関連したイベントは年にいくつもあって、年一回開催のものもあれば年数回開催されるものもある。また、数人で集まるものから数万人集まるものまで規模も様々だ。今年は念願の「コクヨハク」に出向くことができたので、もう一つの文房具の一大イベントにも足を運んでみたい。 

年に一度の文具・紙製品一大展示会「ISOT」

 

「ISOT」のホームページ

毎年夏に開催されるアジア最大級の文具関連イベントが、「国際 文具・紙製品展(通称:ISOT)」だ。今年で28回目の開催となるこのイベントは、7月5日(水)から7日(金)までの日程で東京ビッグサイトにおいて開催される。

最新の文房具類や珍しい文房具類などが一同に集まるので、文房具好きとしてはぜひ行ってみたいイベントの一つだ。

ISOT昨年の様子
http://www.isot.jp/Award/previous/

東京ビッグサイトといえばコミケも開催されるほど大きな展示場だが、ISOTと同時にキッチンEXPOやファッション雑貨EXPO、販促EXPOなども開催されているので、興味のある方にとっては一日居ても飽きないだろう。

すでに無料招待券の受付が始まっているので、ご興味がある方は事前申し込みを行っておけば招待券を得ることができる。

7月の第1週は個人的に毎年何かと忙しい時期で、なかなかISOTに行くことができないのだが、今年こそは足を運んでみたいなと思っている。 

「日本文具大賞」もここで決まる

日本文具大賞

ISOTといえば、毎年日本文具大賞のグランプリ発表が行われることでも有名だ。ここではグランプリとして選ばれた商品だけではなく、エントリーされた商品もずらりと並ぶので毎年楽しみだ。

■日本文具大賞とは

機能面・デザイン面それぞれにおいて、その年のもっとも優れた文具に贈られるアワード、日本文具大賞(ヨミ:ニホンブングタイショウ)。 受賞企業にとっては販促の絶好のチャンスとして、またバイヤーにとってはその年の注目製品を一度に知ることのできる機会として、業界から大きな注目を集めております。第26回を迎える今回は、2016年7月9日以降に発表された文具の新製品・リニューアル製品の中から10製品を選定、機能部門/デザイン部門を設け、優秀賞・グランプリを決定します。 グランプリを含む受賞製品はISOT会期初日に行う表彰式にて発表・表彰させていただきます。
http://www.isot.jp/Award/ 

昨年はデザイン部門で”株式会社あたぼう”の「飾り原稿用紙 碧翡翠(アオヒスイ)」が選ばれたが、私も受賞を知ってから使ってみてすっかりファンになってしまった。そういった、新しい商品が発掘される場でもある。

oyakode-polepole.hatenablog.com

文房具界で活躍中の方々による「PR委員会」が発足

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2017年のISOTで新たに立ち上がるのが、文房具界における著名人の方々で作られたISOT 文具PR委員会。委員長が文具王の高畑正幸さんで、そのほかにも文房具関係で著名な方々がずらりと名を連ねている。これは素晴らしい。

「文具市場の活性化と文具業界の発展に貢献する」となっているが、具体的にはどのような活動をされるのか非常に興味深い。どの方も素晴らしいレビューを書かれる方ばかりなので、今後の活動がとても楽しみだ。 

薄くてコンパクトなハサミ「ポケットセクレタリ」はオススメの逸品

お気に入りの文房具で常に持ち歩いている道具が、ふと立ち寄って文具店で大々的に扱われていて驚くことがある。先日覗いたおしゃれな文具店で、”切れ味抜群で一つ持っていると便利だ”とアピールされていたのが普段使っている小さなハサミ。そうそうその通りと、思わず頷いてしまった。

手帳に挟める薄いハサミ

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常に手帳型に挟んでいるのが、薄くて軽い「 ポケットセクレタリ」というハサミ。長さ90mm、刃長35mm、重量約19gというコンパクトなハサミでステンレス製だ。小さくて軽いというのもさることながら、厚みが1.8mmしかないという薄さが素晴らしい。

このコンパクトなハサミを販売しているのが、大阪に本社を置くアルスコーポレーション株式会社。刃物の企画、製造、販売を行う会社で、プロ用の刃物も製作している。創業明治9年という刃物に関しての歴史が古い同社が作ったこのハサミにも、メイドインジャパンの技術が組み込まれていて切れ味も素晴らしい。

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ハサミの刃をつなぐ部分には、特許を取得しているカシメ特殊機構を使っている。そのため、通常は少し出っ張っているつなぎ部分が真っ平らで手帳などにもすっと入れることができる。販売サイトに「本のしおりにもできる」と書いてあるほどだ。

また、刃先に『つかみ機構』が付いているので、ノートの端など切ったものを挟むこともできる。雑誌や新聞の切り抜きなどをする時には便利な機構だ。

私がこのハサミを購入したのはもう6〜7年前のことだが、若干のキズはついているだけで表面の美しさと切れ味は変わらない。こういうところが道具として愛着が湧く部分だし、良いものを長く使うことができる品質なんだろうと思う。

手帳だけでは無くいろいろなところに置いておくことで、なにかと便利に使えるハサミだと思う。

アルスコーポレーション しおり型便利鋏 ポケットセクレタリ(ビニール袋タイプ) SB-9

アルスコーポレーション しおり型便利鋏 ポケットセクレタリ(ビニール袋タイプ) SB-9

 

携帯ハサミは航空機内に持ち込めるのか持ち込めないのか

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出張で飛行機に乗る時には、機内持ち込みができない道具というものがある。鋭利な工具類やナイフなどがその一つだろう。

国土交通省の指針では「刃体6cm以下のハサミは持ち込める」となっているが、今回ご紹介したハサミは「長さ90mm、刃長35mm」なのでどちらになるのだろうかと考えてしまう。

銃刀法では、剣類の刃の長さを「刃渡り」と呼んでおり、その他の刃物の刃の長さを「刃体」としている。ハサミの場合にはその他の刃物にあたるので、「紙を切る部分が6cm以下の商品」は持ち込みが可能となる。

そういう点でも便利でコンパクトなハサミだと思う。

使いやすい道具は美しい

今回ご紹介したコンパクトなハサミが好きな理由は色々あるが、見た目がシンプルで美しいというのもその一つだ。指を入れる指穴が正円であったり、ハンドル部分から刃の峰に続く部分が綺麗な曲線だったりと、一目見た時に「綺麗だな」と感じた。

形状を綺麗だなと感じる部分は人それぞれだと思うが、使いやすい道具というのは「機能美」としての美しさがあると思う。

「機能美」とは「むだのない形態・構造を追求した結果、自然にあらわれる美しさ」のことらしい。そういった観点で道具を選ぶのも一つの方法だと思うし、文房具選びの楽しさでもあると思う。

※この記事は2016年4月18日の記事を一部リライトしました